患者の小さな変化に気づく
看護師は病院において、医師のサポートをするイメージが強いかと思います。治療そのものは医師が行うため、看護師の役割はそれほど重要ではないと思っている人もいるかもしれません。看護師求人を探している人や、看護師を目指している人なども、医師のサポート業務と捉えている人は多いでしょう。
しかし、医療サービスにおける看護師の役割は非常に大きく、看護師だけができることもあります。例えば、患者の小さな変化に気づくことは看護師だからこそできることです。医師は基本的に診察室にいるため、入院患者の細かな変化にまでは目が届きません。入院患者の家族は、お見舞いに来たときのことしか分からないでしょう。
その点、看護師なら普段から入院患者をよく見ています。看護師ならではの着眼点などもあり、前日と違うことがあれば、すぐに気付けるでしょう。看護師が患者の変化に気づいて、医師に報告することで、病状の悪化に早い段階で対応できることも多いです。
医師が仕事をしやすい環境を整える
医師が普段仕事をしている診察室には、さまざまな医療器具が置いてあるでしょう。診察をするときには、すぐに医療器具を使える状態になっています。このような医療器具をきちんと使える状態で整えておくのは看護師の役割です。看護師が医療器具を洗浄したり、消耗品を補充したりしているからこそ、質の高い医療サービスを提供できます。
また、診察の最中には看護師が細々とした仕事をこなしています。これにより医師は自分の仕事に集中できて、患者も安心して診察を受けられるというわけです。サポート業務なので簡単そうに思えるかもしれませんが、重要な役割を果たしています。そして、ある程度の医療の知識を持っている看護師でないとできない仕事です。
大きな病院だけでなく、個人開業のクリニックにおいては、看護師の役割は大きいです。診察を受ける患者にとっては、医師だけでなく看護師の印象も残ります。良い仕事をする看護師がいるクリニックは評判も良くなるでしょう。