なぜ看護師が不足しているのか?

離職率が高い

看護師の仕事は、他の職種と比べて離職率が高いのが大きな特徴です。辞めてしまう人が多く、それゆえに看護師不足に陥っている病院もあるでしょう。

離職をする主な理由としてはライフステージの変化が挙げられます。女性の場合には、結婚や出産などをきっかけに現在の仕事を辞める人が多いです。看護師は女性が多い職種であるため、どうしても離職率が高くなってしまいます。もちろん子供が少し大きくなったら、再び看護師として復帰する人もいるでしょう。看護師求人においても、ブランクのある人を歓迎している求人も多いです。5~10年程度のブランクなら、問題なく採用してもらえるでしょう。

しかし、ブランクを気にして、他の職種を選んでしまう人もいます。医療に携わる仕事であるため、ブランクがあるとついていけないのではないかと思ってしまう人が多いのかもしれません。

その一方で、看護師は国家資格が必要な仕事であるため、他の職種や業種から看護師に転職するのは難しいという事情もあります。

働く環境

看護師の人手不足は働く環境も大きく関係しています。特に大きな病院では、看護師の業務量が多く責任も重いのが特徴です。常に忙しいということで、敬遠されてしまっている面もあるかと思います。大きな病院のうちすべてがそのような環境ではありませんが、どうしても多忙なイメージが先行してしまうのかもしれません。

夜勤では、昼間よりも少ない人員で業務をこなすことになります。夜間に容態が急変した患者がいると、昼間以上に忙しくなることもあるでしょう。プライベートを優先させたい人の場合には、看護師でも入院設備のないクリニックなどで働く人が多いです。

ただ、看護師求人を見てみると、残業時間がそれほど長くない病院もあります。夜勤なしで働ける看護師求人もあるため、一概に多忙とは決めつけず、働く環境の良さそうな病院の求人を探してみるのがおすすめです。また、規模の大きな病院は給料が高く福利厚生が充実しているなどのメリットもあります。