研修で基本的なことを覚える
大学の看護学部や看護専門学校などを卒業して看護師国家資格を取得した新人看護師は、病院などに就職します。就職したばかりの段階では、分からないことが多いため研修が実施されます。看護師求人にも、研修に関することが記載されていることがあるでしょう。この点に関しては、一般企業と大きく変わりません。
研修では看護師としての実務をこなす上で必要なこと全般について学びます。知識や技術についてはもちろんのこと、報連相やチームでの仕事の進め方などについても研修内容に盛り込んでいる病院が多いです。
一通りのことを学んだ後は、実際に患者に接しながら実践で使える知識や技術を身につけていくことになります。その際には、先輩看護師が一緒に付いてくれるため安心です。間違ったやり方をしてしまいそうなときなどには、先輩看護師が指摘してくれます。
そして、病院に就職して半年くらい経過すれば看護師長から役割を与えられるようになってきます。
先輩看護師のパートナーとして活躍
看護師は新人のうちや経験が浅いうちは、先輩看護師のパートナーとしての役割を任されることが多いです。
看護師が行う業務のうち、比較的簡単なことを中心に行います。例えば、医師が使用する医療器具を準備しておいたり、使用後の医療器具を洗浄したりするなどの業務が多いでしょう。簡単な仕事でも、手際よく行うことで全体の業務効率が上がります。先輩看護師のパートナーとして活躍していると実感できる瞬間もあるでしょう。
入院患者の巡回なども行います。巡回では、入院患者の細かな変化などにも気を配らなければなりません。最初のうちは難しいかもしれませんが、見ておくべきポイントなどについては先輩看護師がアドバイスしてくれます。また、経験を積むことで少しずつ分かるようになったり気づけるようになったりする面も大きいです。
そして、普段と違うことや気になる点があるようなときには、報告・連絡・相談をすることが新人看護師の大切な役割です。